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Beeeeeeeeee……rいろいろ。

横浜エール

「キリンをください」
『はい、キリンはなににいたします?』
キリンラガービール、キリン一番搾り生、一番搾りスタウト、キリンブラウマイスター、キリンクラシックラガー、キリン樽生一番搾り、ハートランドビール。発泡酒ですと麒麟淡麗〈生〉、
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 、どれにいたしますか?』
「そうそう忘れていた。ぼくはアサヒにするよ」
『じゃアサヒですと、・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 、どれにいたしますか?』
「そうそう忘れていた。ぼくはやっぱり水を飲むよ」(ジャック・トラウト「大失敗」ダイヤモンド社・参考)

均質化されたナショナルブランドに対して、うまさの自己主張をする横浜エール。ビール伝来の地、横浜で継承された英国風ペールエールをベースに、復古式の製法で開発された。独りで自分と向きあうとき、親しくふたりで話しあうときの、芳醇な一本だ。
いまビール業界で、成長市場といわれるのがノンアルコールビール。もはや代替酒の域を超え、酔うことへの抵抗と飲酒の健康リスクがその支えとなっている。またビールの本場オーストリアでは、「苦いビール」から「甘いビール」へ。ジュースや果汁を混ぜたミックスビール「ラドラー(自転車乗り)」がヒットしているそうだ。

文:蟻田善造

蟻田善造[コピーライター]

1929年~2016年
高島屋宣伝部を経て、日本デザインセンター設立に参加。トヨタ自動車、伊勢丹、東芝などのクリエイティブ・ディレクションとコピーライティングを担当。日本の広告界の草創期をつくる。
1977年、株式会社二人のデスク設立。主なクライアントに宅配便のフットワーク社、フランス菓子店のアンリシャルパンティエ、デリカテッセンのロックフィールド社など。 いずれも、商品開発からプロモーション、店頭ディスプレイまで。コピーライティングだけでなく、ジャンルを越えたトータルデザインのディレクターでもある。

蟻田善造氏が写るモノクロ写真

横浜エール

330ml、アルコール5.5%、麦芽100% ¥715
他に3本、6本、ダースセットもあります。

失敗は「石鹼」の母なり。

磯右ヱ門SAVON

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